以前にHoloLensで使えるキーボードのアプリ「HoloKeyboard」を作ったけど、今度HoloLensの動画をキャプチャしてiPhoneで再生できるアプリ「HoloCapture」を作った。
これでデモをするときにパソコンは必要なくなるね!
HoloKeyboard同じく、オープンソース版HoloCaptureとAppStore版HoloCaptureをご用意しましたので、どちらでもお好みの方をご利用いただけます。
また、「HoloKeyboard」と「HoloCapture」をセットでお買い得にご購入いただける「HoloUtilities for HoloLensバンドル」も併せて販売中です。
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HoloCapture誕生秘話
そもそも、なぜこんなアプリが必要になったのか?
HoloLensはDevice portalという機能を持っていて、そこでユーザーが観ている状況を動画で中継することができる。
それを素直にiPhoneで観ればいいんじゃ?と思ったけど、実はその動画のフォーマットにiPhoneが対応していない。
具体的にはmacOSもiOSもそのフォーマットに対応していないので、SafariもQuickTimeでもそれを再生できない。
MacではChromeを使えば再生できるけど、iPhoneのChromeは中身がSafariなので再生できない。
ということで、自前で動画を再エンコードして再生できるアプリ「HoloCapture」が誕生した。
HoloCaptureの機能
1. Mixed Reality Capture のライブプレビューが観れる!
画質や音声入力なども Device portal の機能をそのまま使えます。
2. HoloLensで撮影された写真や動画が観れる!
HoloLensを使って撮影された写真や動画はHoloLensの本体に保存されますが、それらをiPhoneで再生することができます。
ただし、 Device portal の制限に従い、再生できるのは直近の20ファイルまでです。
再生できる数を増やすのはMicrosoftさんにしかできないので、なんとかしていただきたいところ。
3. HoloLensで写真が撮れる!
アプリからシャッターを切って写真の撮影が可能です。
動画の撮影は今後のアップデートで対応する予定です。
4. HoloLensで撮影した写真や動画が削除できる!
写真を撮れるのはいいけど、シャッターのタイミングが遅くて手ブレ(頭ブレ?)するのはHoloLensあるあるです。
特に暗いところなどでは簡単にブレます。
それをいちいちPhotosアプリから削除するのって意外と操作的にしんどいんですよね。
でもHoloCaptureを使えば簡単に写真を削除することができます!
これ、地味に便利な機能です。
HoloCaptureの今後
対応したいけどまだできていない機能はいろいろあります。
- 動画撮影のコントロール
- ライブ中継中にスクリーンショットを撮影する
- ライブ中継中に一部だけを保存する
- 動画や写真をiPhoneのカメラロールに保存する
順次対応する予定ですので、乞うご期待!
欲しい機能や要望などあれば @sumihiro までお問い合わせください。